連携アプリ「Linkis」にタイトル丸ごとコピーされたのでスパム報告とリダイレクト処理をしました
ブログ運営
先日、jetpackのリファラに見慣れないドメインが表示されました。
In.is??
アドレスの末尾にへんな文字が追加されてアクセスされています。また、スパムリファラかなとは思いましたが、これはめちゃくちゃ怪しい。
Linkis.comってなんだ?
元サイトが気になったので、アナリティクスで調べました。
[集客] ⇒ [参照サイト]と進むと参照元サイト一覧が表示されます。
その中に、linkis.comという見慣れないサイトがありました。
あー、めっちゃ怪しい!
こちらの記事によれば、どうやら正体はTwitterの連係アプリのようで、シェアしたURLを勝手にIn.isに置き換えてしまうスパムアプリのようです。
参考【注意喚起】TwitterでURLが「ln.is」に書き換わる「Linkis」とのアプリ連携に要注意 | 楽しくiPhoneライフ!SBAPP
本当に何がしたいんでしょう、こういうアプリ作る人って……
サイト丸々コピーされてる!?いや違う?
ここからがまた驚き。試しにクリックしてリンク先を見てみると、私のサイトそのまんまが表示されたのです! しかもアドレスは全くの別サイト!?
右下にはシェアしてくれた方のTwitterアイコンが表示されていますが、もちろんこの方に罪はありません。
アドレス末尾の英数字で検索してみると、なんとGoogleにインデックスもされているではありませんか!
勝手に私のサイトのドメインが書き替えられており、サイトタイトルも説明文も丸パクリ、ご丁寧にタイトル後ろにLinkis.comなんて付けて、あたかも自社サイトみたいに表示しています。これにはかなり頭にきました。
試しにソースコードを見てみると、メタタグやOGPは私のサイトのものがそのまま表示されていましたが、コンテンツ部分は表示されませんでした。
そして、ページ内リンクを回ってみてもLinkin.comからアドレスが変わりません。以上のことから、これはLinkis.comのサイト内にフレーム化されて表示しているような状態であることがうかがえます。
全くの別アドレスで、Googleにインデックスしていることを考えると非常に迷惑極まりないサイトです。
PVもLinkis.comのものとしてカウントされますし、同じようにまたインデックスされると、そのうちこのブログがスパム扱いされてもおかしくありません。
おこなった対処
今度のブログ活動にもかかわるので、とりあえず今できることをおこないました。
Googleにスパム報告
まずは、Googleにスパム報告です。
参考Search Console – ウェブスパムが見つかりましたか?
上記サイトから「ウェブスパムを報告」をクリック。
スパムと思われるサイトURLと内容を記入します。
文字制限があり、150文字しか入力できないので、簡潔に状況を伝えます。
Linkis経由のアクセスをリダイレクトさせる
LINKISにアクセスを奪われても癪なので、Linkis経由のアクセスをすべてリダイレクトさせました。
以下のコードをfooter.phpのbody前に追加します。
var url = 'サイトトップページのURL';
if(window != parent || !(location.href.indexOf(url) === 0)) {
top.location.href = url;
}
indexOf()は括弧内の文字列を検索し、見つからなければ-1、見つかれば先頭位置を返します。
top.location.hrefはフレームをすべて解除させます。
この場合は、ウィンドウが親ウィンドウではない、またはこのアクセスしたURLがこのドメインのものではなかったとき、変数urlのアドレスにリダイレクトするという意味になります。
実装した結果がこちら。
一瞬Linkisにアクセスはしますが、そのあとすぐに元アドレスに移動します。
Twitterアプリ連携をご確認ください
こういったスパムアプリは、大概自分の知らないうちに連携されていたりするものです。
Twitterをされている方は、連携されていないか一度ご確認ください。