Windows10でRAW形式の写真のサムネイルを表示・プレビューする方法
カメラ・写真
一眼レフカメラを使ってRAW現像をしている方は多いかと思います。
わたしは何枚か撮ってその中からよく撮れたものを選定するのですが、カメラの液晶だとちょっと小さくてよくわからないことがあります。
そんなときは、一度PCにケーブルでつないで見るのですが、WindowsPCだとデフォルトでRAW形式のデータは開けない設定になっています。
今回はそんなRAWデータを、Windowsでサムネイル表示・プレビューできるようにする方法をご紹介します。
Microsoft カメラ コーデック パックをダウンロード
以下のリンクから「Microsoft カメラ コーデック パック」をダウンロードします。
DLDownload Microsoft カメラ コーデック パック (6.3.9721.0) from Official Microsoft Download Center
「Microsoft カメラ コーデック パック」にはプログラムが2つありますので、お使いのWindowsPCのビット数を確かめてください。
32bitならx86、64bitならx64を選択します。
自分のPCのbit数がわからない方は、以下を参考にしてください。
参考Windows10 – 32ビット版か64ビット版かを確認 – PC設定のカルマ
ダウンロード後、画面の指示に従いインストールします。PCの再起動が促されますので再起動してください。
再起動すると、RAWデータのサムネイルが表示されました。
プレビューもできるか試してみましょう。
無事プレビューもできました。PCのスペックにもよりますが、RAWはjpgやpngより容量が大きいので開くのにちょっと時間がかかります。
上記のコーデックで表示できないときに試して欲しいこと
2017年9月12日追記
「比較的新しいカメラではプレビューが見れないらしい」というコメントをいただきました。
RAWデータは、キヤノンなら.CR2、ニコンなら.NEF、オリンパスなら.ORFといった具合にカメラやメーカーによって拡張子が違います。
RAWデータをパソコンで開くためにはパソコンがその情報を持っていないといけないのですが、上記のコーデックだけでは情報が足りないケースもあるようなのです。
実際に私の方でもキヤノンのほかにオリンパスのRAWデータを用意してみたところ、確かにオリンパスのサムネイルが表示されませんでした。
調べたところ、こういった場合には「FastPictureViewer」というソフトをインストールするとサムネイルが表示されるようです。
もし、上記のコーデックでサムネイルが表示できなかった方は、以下の流れを試してみてください。
FastPictureViewerのインストール方法
まず、下記サイトから「FastPictureViewer」をダウンロードします。
DLFastPictureViewer Professional | Download Page
こちらもbit数を間違えないように選択してください。
ダウンロードができたらインストールをします。英語のソフトですが、気にせず
を押していれば大丈夫です。するとご覧の通り、オリンパスのRAWデータもサムネイルが表示されました。
通常のフォトビュアーで開くこともできますし、
「FastPictureViewer」から開くと、右下にExif情報まで表示されてかなり便利です。
それでもダメな場合
少し時間が経過したあたりで、気づかないうちにオリンパスのORFだけサムネイルが表示されなくなっていました。
ほかのメーカーのRAWデータと違いオリンパスのORFはちょっと厄介だそうで、PC環境によってサムネイルが出たり出なかったりするようです。
少し調べたところ、「FastPictureViewer」の有料Codec Packがあったので購入してみました。値段は14.99ドルなので2,000円しないくらいです。
有料なのでドキドキでしたが、無事サムネイルが表示されました!
RAWデータのプレビューに困ったら、ぜひお試しください。
コメント
比較的新しいカメラではサムネイル見れないらしいですよ。
うちもコーデック入れましたが2016年発売カメラのRAW見れませんでした。
ご報告いただきありがとうございます!
それは知りませんでした! メーカーの違いとかもあるのでしょうか?
誤った情報をお伝えしてしまうので、記事の修正をさせていただきます。